採寸がしっかりできていれば、製作寸法は当店で適正化してお届けしているので、取付時に難しいことも悩むこともなく、スムーズに施工が可能です。
問題は取付けの際の手間のかけ方。
ただ単に取付けるだけなら20分もあれば完成ですが、キッチリ施工すると
2時間程度は掛かると思って下さい。。
よくレビューで「30分で設置完了、簡単でした」みたいな内容を目にしますが、おそらくこの窓の二重化による性能は低く、宝の持ち腐れになっていると考えられます。 トントントンのサクサクポンで取付られたとしても、1時間以上の時間を要す
るものです。
で、その間どんな作業をしているかというと、付けたりはずしたりです。
枠も付けたりはずしたり、本体もハメ込んだりはずしたりを繰り返します。
枠を取付ける時は最小本数のビスで仮固定し本体をはめ込み、バランスや障子本体の走行性を確認しながら本固定します。 これを何度も繰り返します。
最初に仮固定していたビス穴が若干ずれることになるので、割りばしなどを削りビス穴に叩き込み埋木した後、ビス止めします。
取付側の窓見切り枠に馴染ませつつ、本体がスムーズに可動するように様子を調整しながら取付けることで
気密性と走行性が高まります。
枠がビス頭で押え付けられ変形しないように、ビスの締め過ぎにも注意します。
枠の取付を終え障子本体の設置が完了。 さぁ、ここからです。
ここからは更に時間をジックリかけて、大事な大事な建付け調整をします。
建付け調整の正確さ次第で内窓の性能が決まり、Maxに高まります。
防音力も断熱力も、効果に大差が出る必須作業です。
調整はプラスドライバーのみの作業で、細やかさが必要になります。
順番は先に戸車で調整し、その後がクレセント調整です。
戸車調整は、障子本体戸先と枠が隙間なくピッタリになる様に戸車を上下調整し、調整後は確認のため障子戸先を枠に押し付け、上部下部とも動かないかチェックします。動けばまだ隙間があるので更に戸車調整をします。
クレセント調整のコツは、操作時にほど良く抵抗感を残しつつ、無理なく障子本体が施錠時に突っ張りあうポイントで増し締め。 これが最大気密に繋がります。
文章を追いかけてもちょっとわかりにくい部分があるかと思いますので、別の表現に言い換えることでピンとくる、理解しやすくなる。 そこは想定してますので、商品が届いて現物を目にしながら電話でご連絡下さい。