面格子は主に無防備な窓ガラス部に飛来物が当たるなど、直接の衝撃が加わらない様に保護するため、木材や樹脂材・金属形材(角パイプ)を用いて柵形状にし、窓を覆い被してフェンスのような役割をするガード材です。
ですが本来の目的よりも、窓からの侵入が安易に出来ないことから、面格子 = 防犯対策と考えられることが一般的となっています。
実際面格子が設置されている窓と非装着窓とでは不法侵入率に圧倒的な差があって、防犯において大きな抑止を発揮しており、窓の防犯対策用として面格子は設置が推奨されています。
これは防犯建物部品のアドバイザーである、防犯設備士としてのプロ目線から見ても、面格子の設置は適切な防犯対処のひとつであることが、過去データや実例からも明らかになっています。
この防犯設備士に関してですが、発足は国家公安委員会認定事業、警察庁所管で設立されたものです。
防犯設備士は、防犯診断結果に基き防犯設備機器の設計・施工・維持管理が主な業務で、比較的規模の大きい防犯システム構築に必要とされる資格です。
イメージしやすく例えるなら、インテリジェントビルや広大な敷地に建つ豪邸が対象に成りがちで、一般家庭や小規模な事務所・店舗などでは、その経験や知識を存分に使っての業務に携わる機会はほとんどないのが現状です。
そのため、おそらく防犯設備士の存在自体をご存じない方が大半なのではないかと思います。
実際、近所で起こった防犯上の物騒な出来事に耳を傾ける・相談に乗るといった活動とは程遠く、専門知識を活かしきれてない・活かせてないのが防犯設備士の実情です。
当店はここに疑問を持ち、もっと身近な防犯設備士のあり方を模索、現在では当店ができる事に特化した、意義ある防犯活動に勤しんでおります。
不法侵入や窃盗にも規模の大小があります。
新聞やニュースのトップで報じられるような計画的知能窃盗団による不法侵入、映画や小説の題材になるような巧妙な手口 VS 防御システム、ある意味興味は湧きますが所詮他人事で、本当に気になるのは地域に出没する不審者の侵入や出来心で犯行に及ぶコソ泥対策ですよね。 有効な対策を事前に図る、つまり防犯抑止。
当店ではこの防犯抑止に最適な対策は何かを実際の被害現場の確認・被害者から状況の聞き取り・犯罪経歴者の証言などから一つの答えに辿り着きました。
その答えは意外にもシンプル、"窓に面格子"でした。
考えに考え抜いた末、一周回って最初に戻ったような気さえする、窓に面格子の設置。 これが最適であると結論付けました。
もちろん窓シャッターの設置も有効です。 ですがシャッターの場合、開閉により防備力が変わる点と、開閉リズムから不在を察知されやすいので、防犯対策も兼ね備えた防災対策商品の位置付けであると考えるべきです。
防犯ガラスも防犯設備士として推奨品としている商品です。 窓のリフォームやガラスの入れ替えタイミングがあれば、その機会に防犯ガラスを採用すべきです。
しかし防犯ガラスが入った窓であっても面格子設置の必要性は変わりません。
ガラスを破ろうとされる前に面格子の存在で犯行を抑止するのがマストです。
窓センサーはどうでしょう??? 不正に開閉されたことを感知し、アラームを鳴らしたり、犯行に及ばれたことをリアルタイムで知らせてくれます。 契約条件によっては警備員が誤作動でないか確認のため駆け付けたり・・・
少し違和感を感じませんか? 既に不正に開閉されてます。犯行発生後の迅速な対応や威嚇・駆け付け、すべてが後手なのです。 もちろん被害を最小限に留めるためのシステムとして役立っていますが、できればその前に阻止したいものですよね。
窓防犯の対策として代表的な商品を幾つか挙げてみましたが、比較することで面格子の有効性の高さが、何となくお解り頂けたのではないでしょうか。
それではもっと詳しく、何故、面格子は防犯対策商品として有効性が高いのでしょうか?
実際の犯行歴がある人物の証言を引用すると、「侵入に面倒な場所は最初から狙わない・遠目からでも防犯意識が高いと思える家は対象外で素通り」
この証言内容、これに尽きると思います。
警察庁やあらゆる民間リサーチからも、侵入に5分以上時間を要する場合は犯行を諦め、容易に犯行しやすい場所に移るというデータがあります。
特に注目して頂きたいのが証言の中に出てきたこのフレーズ、「対象外で素通り」
侵入に面倒・時間を要する、これを避けるだろうことは安易に想像つきますが、それ以前の段階、物色中で候補にあがらない・対象にされない・犯行者の目につき難い存在であること、これが抑止力! 防犯にとって一番重要な抑止に繋がります。
防犯に優れた面格子ですが、防犯のため特段強度を強くしているとかは一切無く、アルミ型材の格子を組んで作った柵レベルに過ぎず、強度アピールするほど強固な作りではありません。
もし窓の格子に絶体強度を要求するなら、鉄芯補強入のステンレス製ぐらい使わないと頑丈な格子にはなりません。 取付工法も面格子とブラケットを溶接止めし、ブラケットと躯体の連結は外壁から内壁に貫通ボルトを使い、柱からステーを伸ばしボルトを溶接、壁を撤去しないと面格子を取り外せない殺し止めしないと威力を発揮しません。
アルミは弱いので簡単に曲がるし・切断も容易、そんな部材を使うのにはちゃんとした理由があります。
面格子は消防士の人命救助活動の際に妨げにならない様、破壊性も重要なのです。
侵入者が人目に付かないように物音を立てずコソコソと破壊するのにはかなりの時間が掛かりますが、人命が掛かった有事の際では原状復帰のことは一切考慮せず、大胆に人目をはばからず大きな音を出して破壊しますので、見事なまでの潰れようです。
絶対的突破困難なディフェンス性能の、力押しの守り切りではなく、存在で守り抑止力を発揮するのが面格子の役割です。 このことからもアルミ製の面格子は理に適っており優れていると言えます。
アルミ製であることのメリットは他にもあり、軽量性や耐久性があげられます。
鉄の約30%程度と軽く、躯体部分に何の影響も与えない重量負荷です。
極度の塩害や酸性雨条件下でない限り耐久性も高いので、金属部位で鉄の代替えに多く使われており加工性も容易であるため、住宅資材など生活に身近な金属で、面格子に要求される要素を備え持った最適な素材です。
近年は表面仕上げの技術も一段と高まり腐食に強く、いつまでも美しさを保ちます。
そしてこの軽いという特性は非常に重要で、後述するDIYブラケットとの相性の良さにつながります。
以前なら昨今のような情報社会ではなかったので、防犯が気になる部位に何か対策をしたいと思っても、何をどうすればいいのか・どこに頼めばいいのか、判断のつかないことが多く結局そのまま放置になっていたここが多かったようですが、現在ではインターネットで思いついた言葉を検索にかけて調べられるので、今まで気にしたこともない一般の方でも比較的的確な判断で面格子が最適であるのでは?や、
これだったら自分で取り付けられるのでは?と気付かれるようになり、相談内容も最近は変化してきました。
面格子の種類選定・寸法の決定、この辺りはさすがにベストな判断をしきれてないものの、自分でDIYで設置するという判断は正解だと思います。
要求される施工難易度のレベルは低いです。 わざわざ施工業者を探して取付けてもらう程の作業でもないので、多少不安であってもDIYで問題なく施工可能です。
しかしながら販売側が適当なこと言えないので、楽しそう・楽しもう・何かあっても最後は何とかする、そう思われる方にはDIYをお奨めします。 施工費も不要・空いてる好きな時間に取り掛かれ、何より自分で取り付けた!この満足感を味わえますよね!
逆にかなり不安・面倒かも・何かあった時対処できそうにない、そう思われたなら、ご近所の信頼できる工務店さんや大工さん・あるいは知人にDIY好きな人がいればお願いするのが無難でしょう。 工事代は掛かっても気分的負担を考えると外注を選択するのも一策です。
時代の流れ的にも施工難易度からも、面格子の取付はDIYが主流。
っとなれば、より簡単に・より確実に取り付けられるシステムが欲しいですよね。
そこで当店のDIYブラケットが活躍します。
ちょっと弊社の宣伝話になり恐縮ですが、当店独自のDIYブラケットの開発により、面格子の販売台数ナンバーワン。 しかも大型物件はほぼ皆無、大量受注で成し遂げたのではなく、一般のお客様・個人利用のお客様からのネット販売を軸にした1セットや2セットの注文の集大成で形成。 そしてそのほとんどがDIYブラケットを採用。
当店の成功は、DIYブラケットがあって達成できた実績です。
このDIYブラケットの特徴は、後付でも枠に直接面格子を取付できるという優れもの。
通常であれば面格子の後付は壁に取付けることになるので、外壁にビス穴をあける必要があります。 壁の材質により使用するドリルもキリも専用が必要になり、何より取付強度に不安定な要素がつきまとい懸念が残るのと、壁内漏水の原因になることがあり本来避けたい作業です。 その不安要素なく誰にでも簡易に取り付けできるのがDIYブラケットです。
設置条件を満たしていればサッシのメーカーや機種に関係なく、どんなタイプのサッシでも取付可能。 条件を満たしているのならぜひ利用したいアイテムですよね。
設置条件は、サッシの外部先端付近、左右内向き突起のフトコロ長さとその肉厚。
DIYブラケットを利用するのに必要なフトコロ寸法は8ミリ程度、肉厚は1ミリ。
この条件を満たしているだけで、とても簡単に面格子が後付で取付できます。
しかもこのブラケットを使えば、初めての人、知識も経験もなく不慣れな人が取付ても、取付の精度は同じ。 誰が付けてもプロが付けたのと同等です。
何故なら必要な工具に専門的なものは無く、金槌とドライバー。 叩き込んではめ込む これだけです。 このぐらいの工具なら家庭内にもありますよね。
DIYブラケットの取付は、力仕事でもありませんので楽なものです。 面格子本体も総アルミなので軽量で躯体補強も必要無し。 別段、取付けにおいて構えることは全く皆無です。
しかもこれがなんとネット通販で手に入るというお手軽さ。
以前なら窓防犯にどんな対策が最適かのアドバイスを誰に相談すればいいのかから始まり、面格子の入手経路、採寸方法や手配寸法の決定の仕方、取付を誰に依頼するかなどなど、最初から最後まで越えなければならない困難が山積みでしたが、今はDIYブラケットを利用することで初心者でもDIYで取付が可能となり、入手もWeb上で完結。
ナカサのシステムなら不安な要素や疑問があっても、電話でコンシェルジュや防犯設備士に相談することができるので、安心してネット注文ができる環境が整っています。
サイズも1つ1つの窓寸法に応じてピッタリ取付けられるように全機種がサイズオーダーで対応、オーダーなのに日用品や買い慣れたストック商品を購入する感覚で、安心して手配を進めることができます。
とはいうものの、やはり不安がある・・・ 失敗したくない・・・ そんな時は専門家に聞くのが一番です。
当店、窓工房ナカサは窓防犯の専門店で、防犯設備士が常駐するテーラーメイド型ネット通販のお店です。 エリアも全国が対象。不安が安心と納得に変わります。
まとめると【窓防犯は抑止力が大事、抑止力には面格子が最適】ということが言えます。
もちろん面格子の設置で絶対安心・絶対安全が確保された訳ではありませんが、有事に備える、有事を呼び込まない、その準備があるだけで、被害遭遇を高い確率で避けることができます。
強度も標準的な仕様で十分な抑止力を発揮します。 そして取付は自分で施工可能。
リーズナブルで手軽な対策、それでいて大きな効果が期待できます。
窓の防犯に特化した防犯設備士が経験と実績から導き出した結論です。