リビング建材は数年に一度、モデルチェンジ・マイナーチェンジが行われ、その度に用途や使い勝手が向上されています。
傾向としては単価が下がり、機能が充実し、オプション選択の幅が拡大。 こんな感じです。 なんか、良いことずくめですね。
その中でも、こりゃいい! 今から買うなら付けるべきだと言い切れるオプションが、ソフトモーションです。
ソフトモーションが設定されている商品なら、絶対に選択すべきです。
ちゃんと閉めたつもりが最後まで閉まってない、とか、これをストレスだなんて言うとオーバー過ぎですが、ソフトモーションがグゥーーーっと引っ張ってピタッと閉めてくれるので、快適で嬉しい。
あぁ~もぉなんて幸せなんでしょう! 明らかにオーバーな表現ですが、実際毎日何回も開閉する度に、ソフトモーションにしてよかったぁ~と思えますよ。
但し、キッチリと建付けを合わして、正しい位置で作動するように調整しないと折角のソフトモーション機能による便利さ・付加価値が得られませんので、シッカリと調整はして下さいね。
「窓工房 ナカサ」店長より
この記事は商品とかなり関係のない、サイドストーリーとしてお付き合い下さい。
時代変化の流れでアルミサッシ・ガラス商材も扱いつつ、本業ともいえる建具販売が中心だった昭和。
実はこの頃には既にユニットドアの名称で、枠とドア・金具がセットになった商品は存在してましたが、殆ど需要がありませんでした。
省施工化による現場効率の高さをアピールしても全く見向きもされませんでした。
理由は大工さんに腕とプライドがあったから、なんです。
「枠はワシが造るんじゃ、オマエは建具と金物を持って来い」
木材を削って、仕上げ、三方枠にし、戸当たり部材を引き割って用意、建具が納品されたら金具の取付穴加工をし、
吊り込み、チリ調整、結構手間暇かかる繊細作業ですが「ワシがやらんで誰がやるんや!」の職人魂と習慣、それに見合った腕と経験を持った職人さんがたくさんいた、いや、皆さんそうでした。
ところが平成も二桁に差し掛かった頃には完全に一変、「何故私らで枠を造ったり金具の取付をしないといけなのか?、意味不明だ。
セット物があるでしょ、今時なんでよ?」
短期間で恐ろしい程の変わりようです。
一時、『釘の打てない大工さん』という言葉が、あらゆるコトやモノの時代変化を表す比喩として流行語だった時期がありましたが、取り巻く世情も変わり、
材質も変わり、求められる質も変わった現在、当然なのかもしれません。
「窓工房 ナカサ」店長より
「窓工房 ナカサ」店長より
「窓工房 ナカサ」店長より
「窓工房 ナカサ」店長より