リビング建材は数年に一度、モデルチェンジ・マイナーチェンジが行われ、その度に用途や使い勝手が向上されています。
傾向としては単価が下がり、機能が充実し、オプション選択の幅が拡大。 こんな感じです。 なんか、良いことずくめですね。
その中でも、こりゃいい! 今から買うなら付けるべきだと言い切れるオプションが、ソフトモーションです。
ソフトモーションが設定されている商品なら、絶対に選択すべきです。
ちゃんと閉めたつもりが最後まで閉まってない、とか、これをストレスだなんて言うとオーバー過ぎですが、ソフトモーションがグゥーーーっと引っ張ってピタッと閉めてくれるので、快適で嬉しい。
あぁ~もぉなんて幸せなんでしょう! 明らかにオーバーな表現ですが、実際毎日何回も開閉する度に、ソフトモーションにしてよかったぁ~と思えますよ。
但し、キッチリと建付けを合わして、正しい位置で作動するように調整しないと折角のソフトモーション機能による便利さ・付加価値が得られませんので、シッカリと調整はして下さいね。
「窓工房 ナカサ」店長より
クローゼットドアの取替をDIYでやりたい。 そんなお客様が増えてます。
これは最近の傾向ではなく数十年前から一定数需要があったのですが、供給側である当店のアピールにより、「あ、自分でできるんだ!」と気付かれた方が多くなったのではと自負しております。
さて、なぜクローゼットドアの取替工事が簡単なのか?の説明からしますと、既存枠を下地枠と見なすからです。
クローゼットドアは柱など躯体部分(これが下地枠)に専用枠を取り付けるのですが、
取替の場合は既存の枠を下地の代わりとし、ここに新設する枠を取付けるので
壁をめくって中の状況を確認したりする必要がなく、もっと言うと下地枠までができている状態から施工するのと同じということになります。
なので計画の段階で新規枠の必要寸法が正確にわかり、一か八か的な要素もなく安心して商品手配ができ、必要に応じて仕上げの仕舞を考えるのみです。
これは便利でワクワクしますよね♪
もちろん今まで使っていた枠を利用し施工するので、強度の問題もない訳です。
枠の中に枠を取付けるので、現行の有効開口よりはH・Wとも少し小さくなるのですが、
半間間口を除けば特に問題になることもないはずです。
枠々仕様がワクワクで、おススメどころかこうでなくっちゃ的アイテムです!
「窓工房 ナカサ」店長より
収納ブーム?とでも表現すればいいのでしょうか。
最近は機能的な収納棚ユニットを使い、オリジナルの私だけの使い勝手良い空間づくりをDIYで楽しむ方が増えてます。
当店でも壁面収納の需要が年々増加中。(商品はこちら)
大容量かつスタイリッシュ! 想いのままに区画化、変更自在、こんな機能が受けてます。
以前は収納場所と言えば押入れ。押し入れてアラ隠し。
昔ながらの中段があって天袋があって・・・みたいな。
現在の生活スタイルには不都合の多いスペースです。
「窓工房 ナカサ」店長より
以前なら洋間(大壁)の物入れ・納戸には襖や戸襖が一般的でしたが、近年はクローゼットドアの一択と言っていい程利用されています。
なんと和室(真壁)の押入れにまで白木調のクローゼットを使う時代。
極めつけは仏間、仏間までクローゼットドアに変化してしまいました。
床の間の化粧床柱の横にクローゼットドア・・・
書院・雪見障子の横にクローゼットドア・・・ 今は普通にアリなんです。
クローゼットドアの最大の魅力は開閉の利便性、特に大開口に開けれるので
収納物が一目瞭然、パッシパシに詰め込んでいてもどこに何があるか見つけやすい。
大抵の場合が収納スペース幅に対し、取れる最大寸法開口幅のクローゼットドアを採用する傾向にあります。
最近は幅サイズも豊富に揃っているので、特に新築ではできるだけ袖壁が最小になるような選択も可能です。
しかし、リフォームの場合は新築のようにいかないことが多々あります。
既存柱位置の兼ね合いや補強壁の新設により、日本建築の尺貫モジュールで寸法を追っていけない条件下になりがち。
そこで当店の場合は、オーダークローゼットドアを!っとなるのですが、やはり規格サイズに比べるとコスト高にはなります。
ま、それでも人気商品なのは設置開口に対し、ロスなく自由に高さも幅も指定できるので、新築同様の袖壁無しの最大開口が実現し、ストレスフリーでサクサク収納、ここが好評ポイントであり魅力!
っと、自他ともにオーダークローゼットドアを絶賛しておきながら、規格サイズを可能な限り使うこと、収納開口に対しワンサイズ小さい規格サイズを選ぶ、
これをお奨めしています。
そもそもが大きく開き、収納物が見つけやすく出し入れもしやすいので、袖壁・垂れ壁で開口寸法を調整し規格サイズが利用できた方がトータルで安価です。
リフォームにも規格品で! 自慢のオーダークローゼットドア販売店(なのに)が規格品をお奨めします。
PS
しかしながら、最小工事が望まれるプチリフォームに部類される押入れなどの扉交換をクローゼットドアで。 こんな時はやはり、
オーダークローゼットドアの選択が最良ですよ!
「窓工房 ナカサ」店長より
この記事は商品とかなり関係のない、サイドストーリーとしてお付き合い下さい。
時代変化の流れでアルミサッシ・ガラス商材も扱いつつ、本業ともいえる建具販売が中心だった昭和。
実はこの頃には既にユニットドアの名称で、枠とドア・金具がセットになった商品は存在してましたが、殆ど需要がありませんでした。
省施工化による現場効率の高さをアピールしても全く見向きもされませんでした。
理由は大工さんに腕とプライドがあったから、なんです。
「枠はワシが造るんじゃ、オマエは建具と金物を持って来い」
木材を削って、仕上げ、三方枠にし、戸当たり部材を引き割って用意、建具が納品されたら金具の取付穴加工をし、
吊り込み、チリ調整、結構手間暇かかる繊細作業ですが「ワシがやらんで誰がやるんや!」の職人魂と習慣、それに見合った腕と経験を持った職人さんがたくさんいた、いや、皆さんそうでした。
ところが平成も二桁に差し掛かった頃には完全に一変、「何故私らで枠を造ったり金具の取付をしないといけなのか?、意味不明だ。
セット物があるでしょ、今時なんでよ?」
短期間で恐ろしい程の変わりようです。
一時、『釘の打てない大工さん』という言葉が、あらゆるコトやモノの時代変化を表す比喩として流行語だった時期がありましたが、取り巻く世情も変わり、
材質も変わり、求められる質も変わった現在、当然なのかもしれません。
「窓工房 ナカサ」店長より
「窓工房 ナカサ」店長より
「窓工房 ナカサ」店長より